福寿会Blog
2022.04.30
ヴィラ秋篠 日常を取り戻すために・・・
先日、とあるご入居者(ご夫婦)のもとに
アメリカ在住の息子様が面会に来られました。
すでに4回目のコロナワクチン接種を終え
入国の際にきっちりと陰性証明をとってくださっての来訪でした。
「コロナ以前の日常を取り戻す。」ことを目指している我々スタッフ。
息子様からご両親とは2年ぶりの対面となると聞き、精一杯の対応をさせて頂こうと決めました。
あくまでも現在行っている感染対応に則った形ではありますが、以下のようなことを実施しました。
・息子様に館内に入館して頂き、お部屋のご様子を見ていただく。(直接対面はなし)
・息子様の滞在先の宿に入居者ご夫婦を送迎し、感染対応を施した空間で一定時間過ごしていただく。(飲食なし)
・面会室で滞在期間中に可能な限りの面会を実施していただく。
・ご利用されているデイサービスへの送迎の様子をご覧いただく。
・ご夫婦の知人に対して、息子様とご夫婦からこれまでの感謝を伝える場を設けられた。
そこに本人が同席して感謝の意を伝えたいとお聞かせいただいたので実現できる形を提案し実施。
息子様が奈良を発たれる日にご挨拶をし、そこから数日が経った日の事。
息子様よりメールをいただきました。
そこには以下のようなことが書かれていました。
・元気な両親と再会できてうれしかったこと
・日本が国難、コロナ禍の中でヴィラ秋篠への入居を決めたことへの自問自答
・高齢者施設を取り巻くクラスターや虐待と言ったニュースへの不安
・ヴィラ秋篠の職員の入居者全員に対する生活の改善へ向けての努力を感じた
・絶え間ない感染防止、施設の維持管理を行っている現場を目の当たりにした
・「安心」と「安全」そして「元の生活をいつか取り戻す」という決意を感じた
・職員に対して感謝の気持ちしかなく、入居できたことを心から喜んでいる
・難しい時代に素晴らしい「ヴィラ秋篠チーム」を作り上げられたことを応援したい
私達の姿勢が少しでも伝わっていたのならと大変勿体ない思いでした。
第○波、感染者数の増減などなかなかすっきりとしないコロナ禍は続きますが
そんな中であっても、ご入居者にとっての「日常を取り戻す」ために
これからも小さなことからでも、努力を重ねていきたいと思います。