福寿会Blog
2022.04.12
ヴィラ秋篠 思わぬ感謝のお手紙に
先日、地域のご高齢者が法人内の事業所を訪問され
私自身の管轄部署に関わる事もあったため対応をさせて頂きました。
しばらくお話のやり取りをさせて頂いた後
そろそろお帰りになられようかという際
帰り道についてのご質問がありました。
よくよく聞くと健康のためにと歩いてきたが
かなり時間がかかってしまったので近道や抜け道はないか?
というものでした。
杖も使用されていたのでふと、お近くまで送迎させていただこうかと
お尋ねしたところ笑顔で「もう少し歳をとったらお願いします。」とのことでした。
ウィットに富んだ受け答えに思わず笑みがこぼれたのはもちろんですが
そういう普段からの心持ちが、お元気な毎日に繋がっているのかと感心させられました。
せめてもの対応という事で、知っている限りの近道を伝えさせて頂き
その方の姿が見えなくなるまで、手を振ってお見送りさせていただきました。
数日後、ご利用頂いているサービスの際に職員の手を介して
私の下へお手紙を届けていただきました。
文章は短く、私のお伝えした道がわかり易く家に帰るのが楽で助かった
という感謝の内容が記してあるだけでしたが
どこまでも、この方には一本取られたような温かい気持ちにならせていただきました。
自分にできることはできる限り自分でする努力を重ね
人に頼るのは歳をとってからにしよう・・・
けれど、いつでも感謝の心は忘れずに・・・。
そう感じた春の陽気が心地よい日でした。