福寿会Blog

2020.12.07

【特養3階】足湯レク

 今年は新型コロナウィルス感染症が流行し、これまでとは違う生活になりました。季節ごとに実施していた外出や行事、レクリエーション、ボランティアさんのイベント、どれも中止や規模を縮小した対応となりました。厳しい状況の中、感染症対策を取りながら職員たちは、季節を感じて頂く工夫、楽しめる余暇の提供を、試行錯誤しながら実施しています。

そんな中、先日、職員から「足湯していいですか?」と提案がありました。

 「足湯?」と戸惑いつつ、職員の思いを尋ねると、「コロナが流行し、いろいろレクリエーションを縮小してきましたが、利用者さんに心からリラックスしてもらいたい、足湯なら、気持ちや身体も安らぐと思うんです。」と話してくれました。

職員の熱い思いから、様々な提案の中で準備が進んでいきました。

 

 温泉の素を入れてみては?

 お風呂と言えば富士山?

 リラックス効果に音楽や観葉植物?等々・・・・

準備は整い、実施された足湯の日。

今から何が行われるのだろう?と利用者様が不思議そうに待たれる中、5人ずつ個々に足湯に入って頂きました。

 

足湯のお湯に温泉の素を入れると、職員と利用者様から「あぁ~いい匂いやなぁ~」「きれいな色やなぁ~」と自然に声が出ました。足をそっと入れた時には「あ~気持ちいい!」と利用者様の何とも言えない喜びの言葉が。その後も「今晩はよく眠れるなあ~」「こんなことしてもらって幸せやわ」「温泉にきたみたい」「箱根の湯かぁ~あっちは白浜やなぁ~」「昔行ったわ~」「登別温泉ってどこやろ~」など、自然と会話も多く生まれました。お湯の中で職員がひとりひとりにマッサージをし、上がった後は保湿剤を塗る流れで、今回は20名ほどに足湯を楽しんでいただきました。

温泉の心地よい匂いを感じ、足元から温まってゆく気持ちよさを感じ、音楽を聴き、時に口ずさみながら行われた足湯のレクリエーション。

利用者様の笑顔と言葉、なにより職員の奮闘する姿はいきいきとしていました。1回ずつお湯を入れ替える重労働・・・、重い・・・と言いながら「待っててくださいね」と何度もお湯を運び、足元がびしょ濡れになりながら頑張ってくれました。利用者様からも自然と「みんなでこんなん考えてくれはったん?」「ありがとう」「いやぁ~ほんまに嬉しいわぁ」と職員に向けて感謝の言葉がたくさん聞かれました。

 

職員は利用者様の喜んでくださる姿に「みなさん嬉しそうで、本当にうれしかった」「やって良かったです」「こんなに気持ちよさそうにしてくれてよかった」の言葉が、そしてなんとも言えない幸せそうな顔をしていたのが印象的でした。

余暇の提供をこれまでたくさん見てきましたが、一番と言ってよいほど素晴らしいレクリエーションの時間だったと思いました。誰かのために、笑顔が見たくて、喜んでもらいたくて、幸せを感じていただきたくて、それぞれの思いの中で生まれた援助の姿でした。

(ならやま園特養リーダー長 上村)

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